携帯の「契約者」と「使用者」の違いは?別にするメリット・デメリット~名義貸しの危険性まで解説!
最近は家族で一緒に携帯を使ったり、友達同士でプランをシェアすることが多いですよね。そんな時、契約者と使用者の違いやメリット・デメリットを知っておくことは大切です。今回は、契約者と使用者の違いやメリット・デメリット、名義貸しの危険性について解説します!
携帯の登録情報には「契約者」と「使用者」がある
契約者とは
携帯契約を結んだ人のことで、携帯会社と法的な契約をしています。携帯電話の支払いやプランの変更など、全ての権限を持っています。また、契約者のクレジットカードが通信料の支払い方法として利用されることが多いです。
使用者とは
携帯電話を実際に使う人のことで、契約者以外の家族や友人が該当します。使用者は、携帯電話の日常的な利用や基本的な設定変更が可能ですが、契約内容の変更や支払いに関する権限はありません。
契約者と使用者の違いまとめ
契約者は携帯会社との法的契約を結ぶ立場で、全ての権限を持ちます。一方、使用者は実際に携帯電話を利用する立場で、契約内容の変更などはできません。下記の表で違いをまとめています。
契約者 | 使用者 | |
役割 | 法的契約 | 携帯電話利用 |
権限 | 全て | 限定 |
支払 | 責任がある | 責任がない |
携帯の「契約者」と「使用者」を同じにするメリット・デメリット
携帯の「契約者」と「使用者」を同じにするメリットとしては、契約者と使用者が同一人物であるため、契約内容の変更や支払い管理が容易になる点が挙げられます。例えば、料金プランを変更したい場合、契約者であれば自由にプランを変更することができます。また、支払いについても、契約者が直接クレジットカードなどで支払うため、支払い管理が楽になります。
一方で、携帯の「契約者」と「使用者」を同じにするデメリットとしては、契約者と使用者の役割が重複するため、意見が合わない場合がある点が挙げられます。例えば、契約者が新しい機種に変更したいと思ったが、使用者が既存の機種にこだわる場合など、契約内容の変更が面倒になる場合があります。また、契約者である自分自身が問題を起こした場合、使用者も巻き込まれる可能性があります。
携帯の「契約者」と「使用者」を同じにすることで、契約内容の変更や支払い管理が簡単になりますが、その一方で、契約者と使用者の役割が重複することによるデメリットも存在します。自分自身のライフスタイルや環境に合わせて、適切な契約設定を行うようにしましょう。
携帯の「契約者」と「使用者」を別にするメリット・デメリット
携帯の「契約者」と「使用者」を別にするメリットとしては、使用者が契約変更を行うことができないため、安全性が高い点が挙げられます。例えば、万が一、携帯電話を紛失してしまった場合、使用者であっても、契約内容やプランの変更を行うことができず、悪用されるリスクが低くなります。また、財務的な問題が発生した場合、契約者と使用者の責任範囲が明確に分かれているため、リスクを分散できます。
一方で、携帯の「契約者」と「使用者」を別にするデメリットとしては、使用者が契約内容の変更や新しい機種への変更、キャリアの変更ができない点が挙げられます。また、契約者が不在の場合、使用者が問題を解決することができないため、不便な場合があります。さらに、契約者と使用者の間で意見が合わない場合、問題が生じる可能性があります。
携帯の「契約者」と「使用者」を別にすることで、安全性や財務面でのリスクを低減できますが、一方で、使用者の自由度が低くなるため、不便な場合があります。適切な契約設定を行い、自分自身のライフスタイルや環境に合わせて、契約を結ぶようにしましょう。
携帯の「契約者」と「使用者」が別の場合、使用者だけではできないこと
契約者が許可しなければ、使用者は以下のことができません。
- 契約内容の変更(プラン変更)
- 新しい機種への変更(機種変更)
- キャリアの変更(MNP)
これらを使用者が行いたい場合は、契約者に「委任状」を書いてもらい、それを持ってショップへ行けば、使用者のみの来店でも手続き可能です。
実際に使う人が「契約者」になるのがベスト
携帯電話を実際に使用する人が契約者になるのがベストです。契約者であれば、支払いや契約内容の変更を簡単に行えます。例えば、料金プランを変更したい場合、契約者であれば自由にプランを変更することができます。また、支払いについても、契約者が直接クレジットカードなどで支払うため、支払い管理が楽になります。
契約者が使用者でない場合、契約者の許可なしに使用者が契約内容の変更を行うことはできません。そのため、使用者が携帯電話を使い続けたい場合でも、契約者の都合でプランの変更や機種変更ができなくなってしまう可能性があります。
さらに、使用者が契約者でない場合、問題が発生した場合に契約者に連絡が取れないこともあります。例えば、使用者が海外に行っている場合や、使用者が紛失してしまった場合などです。その場合、契約者であれば、適切な対応をすることができますが、使用者であれば、問題を解決することができません。
携帯電話を実際に使用する人が契約者になることで、スムーズな契約管理や問題解決が可能になります。ただし、子供など使用者が契約を結ぶことができない場合には、親が契約者として登録することが望ましいです。
自分が契約者の携帯を他人に使わせる(名義貸し)のは危険
自分が契約者となっている携帯電話を他人に使わせること、いわゆる「名義貸し」は、非常に危険な行為です。名義貸しを行うことで、様々な問題が発生する可能性があります。
まず、名義貸しを行うことによって、利用者が行った電話やデータ通信などの料金が、契約者に請求されることになります。また、契約者である自分が契約違反を行った場合にも、利用者が巻き込まれる可能性があります。
さらに、名義貸しを行った場合、携帯電話を使用する利用者が、悪用する可能性もあります。例えば、悪意のある利用者が、誤った情報を発信したり、不正な行為を行ったりすることがあります。
また、名義貸しを行った場合、利用者が携帯電話を紛失してしまった場合、契約者は自分が紛失したわけではないにも関わらず、責任を負わなければなりません。また、紛失した携帯電話が、不正利用された場合、契約者が責任を負わなければならず、多大な損害を被る可能性があります。
自分が契約者の携帯電話を他人に使わせることは、契約違反になるだけでなく、大きなトラブルを引き起こす可能性があります。契約者としての責任をしっかりと理解し、名義貸しを行わないようにしましょう。
まとめ
携帯の「契約者」と「使用者」について、違いやメリット・デメリットについて解説しました。携帯電話を利用する場合、契約者と使用者をどう設定するかは重要なポイントです。実際に使用する人が契約者であることが理想ですが、様々な事情で別にすることもありますよね。
しかし、名義貸しのように契約違反になる行為は決してしないでください。不正利用や支払いに関する問題が発生し、多大なトラブルを引き起こす可能性があります。しっかりと契約者と使用者を分け、安全に携帯電話を利用するようにしましょう。